呼吸を意識して生活した事がありますか?
呼吸は人間が24時間ずっとしているものです。深呼吸をする際は意識しますが、普段から常に意識しながら呼吸している人はまずいません。
そんな呼吸ですが、ただ酸素を取り入れ二酸化炭素を吐き出しているわけではありません。
呼吸の仕方によって、人生を変えるほどの力を持っているのです。
こんな方におすすめ
- 呼吸に関する情報を知りたい
- ストレスが溜まっている
- 「忙しい」が口癖になっている
- 人生を変える呼吸方法について知りたい
本記事では以下の内容を紹介していきます。
呼吸は体に大きな影響を与える
呼吸について、何か知っていることはありますか?
当たり前のようにしている呼吸ですが、実は身体との密接な関係があります。
例えば、人間の体はゆっくりと呼吸していると緊張できないようになっています。
逆に言うと、リラックスしている時は無意識のうちにゆっくりとした呼吸になっています。
このように呼吸は、大きな影響力を持っています。そして大きな影響力を持っているが故に、呼吸によって悪影響がでることもあります。
悪影響の中でも、近年では特にスクリーン無呼吸症候群が問題となっています。
これはマイクロソフトのリンダ・ストーンさんが発見した現象です。
スマホやPCの画面を見た多くの人が、反射的に息が浅くなったり、何秒か呼吸を止めてしまう症状です。
この呼吸が浅くなる症状の原因は、デジタル画面が発するブルーライトによるものだと考えられています。
ブルーライトは、人間の脳を活性化させる働きを持っているからです。
スクリーンを長時間、見つめることで脳が興奮状態になり体が戦闘状態に入ります。その結果、心拍数が上がって呼吸が浅くなるという流れです。
この状態が長く続くと、呼吸が浅いことで脳に酸素が行き渡らなくなり、やがて不安や記憶量の低下が発生。更にそのストレスによって、どんどん悪影響を及ぼしていきます。
上記のように、呼吸の質が低下すると悪影響があることは分かったと思います。しかし、注意したいのは意識しないと呼吸の状態が分からないことです。
そのため、定期的に今どんな呼吸しているのかを確認しながら呼吸に意識を向ける事が重要になってきます。
呼吸を改善することのメリット
呼吸を正しい呼吸法に改善することによって、良い効果があることは上記でもお伝えしました。
実はまだまだ沢山あり、最近では呼吸法を変えることで「時間が足りない感覚」がやわらぐという事も分かってきました。
メンタリストDaiGOさんの著書「超時間術」でも呼吸法について詳しく紹介されています。
また、歌手などは呼吸が超大事で横隔膜をしっかりと使って呼吸(腹式呼吸)しています。赤ちゃんが自然に行っている呼吸も腹式呼吸と呼ばれるものです。
多くの酸素を取り込むことで、より多くのエネルギーを生み出す事ができます。
呼吸法を変えることで得られること
- 時間不足の感覚を和らげる
- ストレスが減る
- エネルギーがみなぎる感覚
- ポジティブになる
- 不安の対処になる
上記の効果が得られる呼吸法を、詳しく紹介していきます。
ストレスを軽減させる呼吸方法
時間に余裕がある気持ちになれる
- 1から5まで数えながらゆっくり息を吸う
- 1から6まで数えながらゆっくり息を吐く
- これを10回くり返す
アメリカで行われた実験では上記の呼吸法で、時間不足の感覚が15%ほど改善されていました。
【まずはパワーブリージングから極めよう】
上記の呼吸法は1回の呼吸で11秒を使っています。
いざこの呼吸法をしようと思っても、忙しくて中々できなかったり秒数を数えるのはめんどうです。
そこでオススメするのが、パワーブリージングです。
その方法はとても簡単で、息を吸った長さの倍の時間で吐くことを意識するだけです。
たとえば、
3秒で吸ったら6秒で吐く
4秒で吸ったら8秒で吐く
このようにするだけです。正確な秒数が分からなくても、なんとなく吐く時間の方を長くするイメージだけでも効果があります。
このパワーブリージングでは、不安が大きく減ったことや偏頭痛が治った人もいるようです。
科学でも認められた5つのすごい呼吸法
「パワーブリージング」はあくまでも短期的な効果のみです。
そこでこれから科学的に効果が検証された呼吸法を紹介します。
以下で紹介している呼吸法を試してみて、しっくりくるものがあれば日常的にトレーニングしてください。
大切なのは、少しずつでも毎日続けることです。
科学的に効果が検証された呼吸法
- サマ・ヴリッティ(等間隔呼吸法)
- 腹式呼吸
- 片鼻呼吸法
- カパーラバーティ
- スダルシャンクリア
【サマ・ヴリッティ(等間隔呼吸法)】
- 4秒かけて鼻から吸う
- 4秒かけて鼻から吐く
効果
血圧の低下やストレス解消
慣れてきたら8秒で吸って8秒で吐く感じで間隔の伸ばしていきましょう。
【腹式呼吸】
- 右手を胸元に置く
- 左手を腹に置く
- 6〜10秒かけて鼻から息を吸う
- 胸をふくらませないように、横隔膜のふくらみを意識
- 6〜10秒かけて鼻から息を吐く
効果
有名なトレーニングです。1日10分を目安にトレーニングを継続してください。
【片鼻呼吸法】
- 右手の親指で右の鼻の穴を押さえる
- 左の鼻の穴からゆっくり息を吸う
- 1秒だけ息を止める
- 右手の薬指で左の鼻の穴を押さえる
- 右の鼻の穴からゆっくり息を吐く
- 右の鼻の穴からゆっくり息を吸う
- 1秒だけ息を止める
- 右手の親指で右の鼻の穴を押さえる
- 左の鼻の穴からゆっくり息を吐く
効果
ヨガに用いられることが多い呼吸法です。
呼吸の長さは4秒かけて息を吸い、4秒かけて息を吐くところからスタートしましょう。
【カパーラバーティ】
- 背筋を伸ばして座る
- 鼻からゆっくりと息を吸う
- 下っ腹に力を込めて、鼻から一気にシュッと吐き出す
- 以上の呼吸を10回くり返す
効果
こちらもヨガの世界で、心を整えるために使われてきたテクニックです。
リラックス系と興奮系の神経を同時に刺激することで、体にエネルギーがみなぎった感覚が得られます。
【スダルシャンクリア】
- 1分間に3〜4回のペースでゆっくり呼吸を続ける
- 「1」を3〜5分くらい続ける
- 今度は1分に30回の短いペースでできるだけ素早く呼吸を行う
- 「3」を1〜2分続ける
- 腹の底から「アー」と言いながら、できるだけ長く息を吐ききる
- これを3回くり返す
効果
実際に一部の心理療法の世界で使われているほどの効果が認められている方法です。タフな脳を作るためには、うってつけの方法です。
まとめ:日頃から呼吸を意識しよう
本記事では、呼吸法によって得られる効果を紹介しました。
質の低い呼吸をしてしまうと、酸素が少なくなってしまい、不安やストレスを抱えるなど悪影響がでます。
逆に正しい呼吸法に変えることで、以下のように沢山の効果があります。
呼吸法を変えることで得られること
- 時間不足の感覚を和らげる
- ストレスが減る
- エネルギーがみなぎる感覚
- ポジティブになる
- 不安の対処になる
呼吸は意識しなくても、勝手にしてくれます。そこであえて意識して呼吸をすることで、周囲と大きな差を作ることができます。
定期的に呼吸の変化に気を配って、呼吸が浅くなっていたら深呼吸をするだけでも良いです。
そうして正しい呼吸により、自分の未来はどんどんより良くなっていきます。
さらに、瞑想を生活に取り入れると、より呼吸の効果を実感できます。
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